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リーシュア(ルーメンバイパスコリン)

リーシュアパッケージ写真

リーシュアはコリンを特殊カプセル技術で包み、反芻動物に有効に消化吸収されることを目的としたバイパスコリン製品です。コリンは世界で唯一肝臓から脂肪を運び出すことが証明されている栄養素です。通常コリンはルーメン(第一胃)で98%が分解され、反芻動物に給与しても消化吸収されませんが、リーシュアはコリンをカプセルで包み、ルーメンを越えて小腸で効率よく吸収できるように作られています。

製品仕様

名称 リーシュア(混合飼料・A飼料)
原材料 植物油、コーンコブミール
飼料添加物 塩化コリン、乳化剤
形状

顆粒  サンプル写真

内容量 10kg ビニール袋
給与量

(1日1頭当り)

分娩前3週間から分娩後約60日まで60g

肉牛のトラブル時に3週間前後、120~180g

製品パンフレット(PDF)

よくある質問

Q. リーシュアとはどのような製品ですか?

A. リーシュア(バイパスコリン)は米国のバルケム社で開発された製品です。通常コリンはルーメンで98%が分解されてしまって反芻動物に給与しても消化吸収はされません。リーシュアはルーメンをバイパスするようにコリンを特殊カプセル技術で包み、反芻動物に有効に消化吸収されるようにしたバイパスコリンです。

Q. なぜ普通のコリンではなく、バイパスコリンが必要なのですか?

A. コリンは脂肪の運送と代謝に役立ちます。牛は脂肪を重要なエネルギー源として、また乳脂肪合成の源としています。特に周産期から泌乳初期にかけてエネルギーを体脂肪に頼っています。脂肪の代謝は肝臓が血中から、NEFA(遊離脂肪酸)を取り込む能力、そしてそれをVLDL(リポ蛋白)に組替えて他の組織に輸送しています。コリンはこのVLDLを作るときの重要な構成要素です。もしコリンがなくて肝臓が脂肪を代謝し放出できなければ脂肪は肝臓にたまり脂肪肝となります。研究の結果から、普通のコリンの98%はルーメン微生物によって分解されてしまうことがわかっています。このため反芻動物にコリンを有効に供給する唯一の方法はコリンをルーメンで分解されないカプセル化にすることです。バイパスコリンはルーメンをバイパスして小腸に運ばれ、そこで消化吸収されて利用されます。

Q. なぜリーシュアで周産期の疾病が予防できるのですか?

A. リーシュアは乳牛の代謝を改善して周産期の乳牛の病気を予防します。乳牛の周産期疾病のほとんどは肝臓の脂肪代謝の問題から発生しています。周産期のホルモンの変化と栄養要求量の増大のために乳牛はボディコンディション(貯蔵された体脂肪)を落としてそれをエネルギーとして使用します。この体脂肪は肝臓に運ばれて代謝されてリポ蛋白の形になって体の各組織でエネルギーとして使われます。乳牛はこのリポ蛋白の合成が非常に低い動物です。リーシュアはこれを改善する働きがあります。脂肪肝になった乳牛は肝臓の機能が損なわれ、ブドウ糖、脂肪、蛋白質の代謝システムが壊れてしまいます。この結果食欲が落ち、ケトーシス、脂肪肝、第四胃変位といった病気を起こします。リーシュアは肝臓が脂肪を放出するようにして肝臓の脂肪を減らします。この結果肝臓の代謝が改善され周産期の疾病が減るのです。

Q. 脂肪肝についてコリンとメチオニンの働き(作用機序)の違いを教えてください。

A. 肝臓での代謝でメチオニンとコリンはとてもよく似た役割をはたしています。なぜならばメチオニンからコリンが作られるし、コリンがメチオニンの代わりにもなるからです。コリンにもメチオニンにもメチル基(CH3)があります。しかしコリンはメチル基を3個持つのに対してメチオニンはメチル基が1個しかありません。メチオニン3個から1個のコリンが出来ます。コストの面ではコリンの方がメチオニンよりも経済性に優れています。メチオニンの要求量は必須アミノ酸の供給によって決まるので乾乳末期から泌乳初期のエネルギーバランスがマイナスになっている時期にはアミノ酸も欠乏状態にあります。このような状態の乳牛にバイパスメチオニンを給与すれば最初に必須アミノ酸であるメチオニンの要求量を満たすために使われ、肝機能を円滑にするために使われるメチル基をバイパスメチオニンは供給することは少ししか出来ません。いつでもメチル基供与体とし て働くコリンとの大きな違いです。コリンの役割は肝臓での脂肪の代謝を助け、その結果乳量を増やすことです。メチオニンは牛乳を合成するのに不可欠なアミノ酸です。 作用機序の違いによりリーシュアは全ての分娩前後の乳牛に給与することを薦めます。

Q. リーシュアの乳牛への給与プログラムを教えてください。

A. リーシュアはクローズアップの乾乳牛と分娩直後の乳牛に給与します。基本的な給与期間は分娩21日前から分娩後90日までの111日間です。期間中は1日1頭60gを給与します。分娩3週間前から分娩後種付けまで、つまり周産期の乳牛の管理は乳牛の生産性と収益性を左右する最も重要な時期です。この周産期の乳牛の管理を成功するか失敗(死亡廃用牛)するかで乳牛1頭あたり$1200の違いが出るといわれています。